肌は新陳代謝により毎日生まれ変わっています。毛細血管から基底層に栄養が送られて、基底層というところで新しい細胞を産み出します。
細胞は除除に水分を失って上を押し上げられ、偏平な細胞となり、最後はアカになってはがれ落ちます。この現象のことをターンオーバーといいます。つまり皮膚の細胞が生まれ変わることをターンオーバーというのです。
もし表皮に傷がついてもターンオーバーで表皮細胞は常に入れ替わっているので、1ヶ月もすれば皮膚は新しいものになっています。正常な肌であれば皮膚は約28周期で細胞が生まれ変わります。
このターンオーバーは周期が早くても遅くても良くないのです。ターンオーバーの周期が乱れると、肌に様々なトラブルを起こすようになります。
ターンオーバーが順調な時は古い細胞が剥がれ落ちていくため、肌が綺麗な状態を保つことが出来ます。ですが、ターンオーバーが乱れているとお肌は綺麗な状態を保つことが出来なくなってしまうので、肌荒れなどが起こります。
ターンオーバーの周期というのは年齢を重ねるごとに長くなると言われていて、シミなどを作る原因になるのです。老化とともにシミなどが増えるのはこのためです。
年齢の他にも、間違ったスキンケアなどをしている場合や睡眠不足などの不規則な生活をしていてもターンオーバーの日数が乱れてしまうので、肌荒れなどが起こったりします。肌がくすむ、乾燥がひどくなる、小じわが出来るなどの症状が出る場合はターンオーバーの機能が低下していると考えられます。
このターンオーバーの乱れを防ぐには睡眠をよくとったり、栄養面などで注意することが大切になります。